誕生花とは？
誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花のことです。
1年366日（2月29日も含む）それぞれに特定の誕生花が割り当てられていて、その日に生まれた人を象徴する花とされています。
誕生花の由来は諸説ありますが、古代ギリシャ・ローマ時代に、神々が特定の日や月、そして花と結びついているという考え方があったことが起源の一つとされています。
その考え方が時を経て、それぞれの日に特定の花を結びつける習慣へと発展していきました。
また、花言葉はそれぞれの花が持つ特徴やイメージから連想される言葉がつけられています。
例えば、赤いバラは「愛情」や「情熱」、白いユリは「純潔」や「無垢」といった具合です。
誕生花を贈ることは、その花が持つ花言葉を通じて、相手にメッセージを伝えるという意味合いも持ちます。
注意点として、誕生花は国や地域、また解釈によって異なる場合があります。
例えば、同じ1月1日でも、ある国ではスノードロップが誕生花とされている一方、別の国では別の花が誕生花とされていることがあります。
これは、それぞれの国や地域の文化、気候、花の生育状況などが異なるためです。
誕生花を贈る習慣は、誕生日のお祝いをより特別なものにする素敵な方法です。
花束やアレンジメントとして贈るだけでなく、誕生花をモチーフにしたアクセサリーや雑貨などをプレゼントするのも人気があります。
誕生花を贈る際には、相手の好みや伝えたいメッセージに合わせて、ぴったりの花を選ぶことが大切です。
また、花言葉だけでなくその花の持つ背景やストーリーを知ることで、より深く、意味のある贈り物になることでしょう。
5月30日の誕生花は？
5月30日の誕生花は、アマリリス、エキザカム、オリエンタルポピーなどです。
5月30日の誕生花：アマリリス
アマリリスは、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の球根植物で、中南米原産です。一般的に「アマリリス」と呼ばれているのは、ヒッペアストルム属の園芸品種です。大輪で豪華な花を咲かせるのが特徴で、花の色は赤、白、ピンク、オレンジなど様々です。
アマリリスの花言葉は、「誇り」「輝くばかりの美しさ」「おしゃべり」「虚栄心」などです。「誇り」や「輝くばかりの美しさ」は、アマリリスの堂々とした花姿に由来すると言われています。「おしゃべり」は、アマリリスの花が、横向きに複数咲く様子が、おしゃべりをしているように見えることからつけられたのかもしれません。
アマリリスは、鉢植えや切り花として楽しむことができます。
5月30日の誕生花：エキザカム
エキザカムは、リンドウ科ベニヒメリンドウ属（エキザカム属）の植物で、ソコトラ島（イエメン）原産です。5月17日の誕生花としても紹介しましたが、5月30日の誕生花とされることもあります。青紫色の小さな花をたくさん咲かせるのが特徴で、「ベニヒメリンドウ（紅姫竜胆）」という和名もあります。
エキザカムの花言葉は、「あなたを愛します」「愛のささやき」「強い正義感」などです。「あなたを愛します」は、エキザカムの可憐な花姿から連想されたのでしょう。「愛のささやき」は、小さな花が集まって咲く様子が、ささやき合っているように見えることからつけられたのかもしれません。
エキザカムは、鉢植えで楽しむのが一般的です。
5月30日の誕生花：オリエンタルポピー
オリエンタルポピーは、ケシ科ケシ属の多年草で、地中海沿岸地方原産です。大輪で鮮やかな花を咲かせるのが特徴で、花の色は赤、オレンジ、ピンク、白などがあります。
オリエンタルポピーの花言葉は、「思いやり」「いたわり」「恋の予感」「陽気で優しい」などです。これらの花言葉は、オリエンタルポピーの華やかで、どこか温かみのある花姿から連想されたのでしょう。
オリエンタルポピーは、花壇や切り花として利用されます。ただし、ケシ属の植物には、麻薬の原料となるものもあるため、栽培が禁止されている種類もあります。オリエンタルポピーは、観賞用として栽培が許可されている品種です。
まとめ
5月30日の誕生花は、アマリリス、エキザカム、オリエンタルポピーなど、それぞれ異なる魅力を持つ花々です。アマリリスは豪華で美しく、エキザカムは可憐、オリエンタルポピーは華やかで温かみのある花姿が特徴です。これらの花言葉を添えて、大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。誕生花は、誕生日のお祝いをより特別なものにしてくれるでしょう。
