トイレに観葉植物を置くと運気が上がる?風水的な理由を解説
トイレは「不浄の場」?風水におけるトイレの役割
風水では、トイレは家の中で最も「陰の気」が強く、「不浄の場」とされています。排泄物を流す場所であるため、どうしても悪い気が溜まりやすく、家全体の運気に悪影響を及ぼすと考えられています。
しかし、トイレは健康運や金運を左右する重要な場所でもあります。
トイレが汚れていたり、悪い気が充満していたりすると、健康を害したり、お金が出ていきやすくなったりすると言われています。
そのため、風水では、トイレの環境を整えることが、家全体の運気を上げるために非常に重要だとされています。
トイレに観葉植物を置くメリット
トイレに観葉植物を置くことは、風水的に多くのメリットがあります。まず、観葉植物は、悪い気を浄化し、良い気を取り込む効果があるとされています。トイレに溜まりやすい陰の気を、観葉植物の持つ生命エネルギーが中和してくれるのです。
また、観葉植物は、空気をきれいにする効果も期待できます。トイレ特有の臭いを軽減し、快適な空間を作ってくれます。
さらに、観葉植物の緑色は、目に優しく、リラックス効果をもたらします。トイレという閉鎖的な空間に、癒しと安らぎを与えてくれるでしょう。
見た目にも、殺風景になりがちなトイレに彩りを添え、おしゃれな空間を演出できます。
トイレの運気を左右する要素:日当たり、換気、清潔さ
トイレの運気を高めるためには、観葉植物を置くだけでなく、日当たり、換気、清潔さにも気を配る必要があります。
日当たりが良いトイレは、陽の気が入りやすく、運気が上がりやすいとされています。しかし、多くの家庭では、トイレに窓がない、または小さくて日当たりが悪い場合が多いでしょう。その場合は、照明を明るくしたり、観葉植物を置いたりすることで、陽の気を取り入れる工夫をしましょう。
換気も非常に重要です。トイレの悪い気を外に排出し、新鮮な空気を取り入れることで、気の流れを良くすることができます。換気扇を回したり、窓を開けたりして、こまめに換気を行いましょう。
そして、何よりも大切なのが、トイレを清潔に保つことです。汚れたトイレは、悪い気を増幅させ、運気を大きく下げてしまいます。こまめな掃除を心掛け、常に清潔な状態を保ちましょう。
トイレの運気アップにおすすめの観葉植物5選
サンスベリア(サンセベリア)
サンスベリアは、空気を浄化する効果が高いことで知られる観葉植物です。NASAの研究でも、その空気清浄能力が認められています。トイレの悪い気を浄化し、良い気を取り込むのに最適な植物と言えるでしょう。
また、サンスベリアは、乾燥に強く、耐陰性もあるため、日当たりの悪いトイレでも育てやすいのが特徴です。葉が上にまっすぐ伸びる姿は、「陽」の気を持ち、空間に活気を与えてくれます。「虎の尾」という別名を持ち、魔除けの効果もあるとされています。
水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから与えるようにしましょう。
ポトス
ポトスは、丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめの観葉植物です。つる性の植物で、ハンギングにしたり、棚の上に飾ったりと、様々な楽しみ方ができます。
ポトスは、耐陰性があり、日当たりの悪いトイレでも育てることができます。また、空気清浄効果も高く、トイレの空気をきれいにしてくれます。
風水では、ポトスの丸い葉が、金運アップに効果があると言われています。
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
アイビー(ヘデラ)
アイビーは、ポトスと同様に、つる性の観葉植物で、様々な品種があります。耐陰性があり、日陰でもよく育つため、トイレにも適しています。
アイビーは、空気清浄効果があり、トイレの空気をきれいにする効果が期待できます。
風水では、アイビーのつるが、良い気を絡めとると言われています。
乾燥には比較的強いですが、葉水を与えることでより元気に育ちます。
アンスリウム
アンスリウムは、ハート型の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分が特徴的な観葉植物です。赤やピンク、白など、様々な色の仏炎苞があり、トイレを華やかに彩ってくれます。
アンスリウムは、耐陰性があり、比較的日陰でも育てることができます。
風水では、アンスリウムのハート型の葉が、恋愛運や結婚運を高めると言われています。
高温多湿を好むため、定期的に霧吹きで葉水を与えましょう。
スパティフィラム
スパティフィラムは、白い仏炎苞と緑の葉のコントラストが美しい観葉植物です。清楚で上品な雰囲気があり、トイレを落ち着いた空間にしてくれます。
スパティフィラムは、耐陰性があり、日陰でも育てることができます。また、空気清浄効果も高く、トイレの空気をきれいにしてくれます。
風水では、スパティフィラムは、悪い気を浄化し、良い気を呼び込む効果があると言われています。
高温多湿を好みます。土の表面が乾いたら水をやり、葉水もこまめに行いましょう。
【補足】トイレに置くのにおすすめしない観葉植物
トイレは日当たりや風通しが悪い場合が多いため、観葉植物によっては生育に適さない場合があります。
例えば、日光を好む植物や、乾燥を好む多肉植物などは、トイレにはあまり向きません。
また、大きすぎる観葉植物も、トイレのスペースを圧迫してしまうため、避けた方が良いでしょう。
トゲのあるサボテンなども、トイレのような狭い空間では、怪我をする可能性があるので注意が必要です。
【場所別】トイレの観葉植物、効果的な置き場所
窓際
もしトイレに窓があり、日当たりが良いのであれば、窓際は観葉植物を置くのに最適な場所です。日光を好む観葉植物も、窓際であれば元気に育てることができます。
ただし、直射日光が当たる場合は、レースのカーテンなどで遮光するようにしましょう。特に夏場は、日差しが強すぎるため、葉焼けを起こしてしまうことがあります。
窓際に置く場合は、風通しにも注意しましょう。窓を開けて換気をする際に、観葉植物に直接風が当たらないように、配置を工夫する必要があります。
床
トイレの床に観葉植物を置く場合は、ある程度の大きさがあり、存在感のあるものがおすすめです。床に直接置くことで、空間に安定感をもたらし、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
ただし、トイレの床は、水や汚れが飛び散りやすい場所です。そのため、水に強い素材の鉢を選んだり、鉢の下に受け皿を敷いたりするなどの対策が必要です。
また、掃除の際に邪魔にならないように、動かしやすい場所に置くようにしましょう。
棚の上
トイレに棚がある場合は、棚の上に観葉植物を飾るのもおすすめです。小型の観葉植物や、つる性の植物を垂らすように飾ると、おしゃれな空間を演出できます。
棚の上に置く場合は、落下しないように、安定感のある鉢を選びましょう。また、水やりの際に水がこぼれないように、受け皿を敷くか、水やりのしやすい場所に移動させてから水やりをするようにしましょう。
棚の素材によっては、水濡れに弱い場合があるので、注意が必要です。
タンクの上
トイレのタンクの上に観葉植物を置く場合は、注意が必要です。タンクの上は、水がかかりやすく、湿度も高いため、植物によっては生育に適さない場合があります。
タンクの上に置く場合は、水に強い植物を選び、こまめに様子を観察するようにしましょう。また、タンクの蓋がしっかりと閉まるように、植物の大きさや配置にも注意が必要です。
タンクの上に置くことで、手洗いスペースを有効活用できるというメリットもあります。
【注意点】トイレでのNGな置き方
トイレに観葉植物を置く際に、避けるべき置き方もあります。まず、人の動線を妨げる場所に置くのは避けましょう。特に、狭いトイレの場合は、観葉植物が邪魔になり、転倒などの事故につながる可能性があります。
また、トイレットペーパーホルダーやタオル掛けの近くなど、水がかかりやすい場所に置くのも避けましょう。
その他、換気扇の近くなど、風が直接当たる場所も、観葉植物が乾燥しやすくなるため、避けた方が良いでしょう。
トイレの観葉植物を元気に育てるポイント
水やりの頻度と方法
トイレは、日当たりや風通しが悪い場合が多く、他の場所に比べて土が乾きにくい傾向があります。そのため、水のやりすぎには注意が必要です。土の表面が乾いてから、さらに数日待って水やりをするくらいがちょうど良いでしょう。
水やりの際は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。ただし、受け皿に水が溜まったままにしておくと、根腐れの原因になるため、必ず捨てるようにしましょう。
また、観葉植物の種類によって、適切な水やりの頻度は異なります。乾燥を好む植物もあれば、多湿を好む植物もあります。それぞれの植物の特性に合わせて、水やりを調整しましょう。
肥料の与え方
トイレの観葉植物には、基本的に肥料はあまり必要ありません。特に、日当たりの悪いトイレでは、肥料を与えすぎると、かえって生育が悪くなることがあります。
もし肥料を与える場合は、生育期である春から秋にかけて、液体肥料を薄めて与える程度にしましょう。肥料の与えすぎは、根を傷める原因になるため、注意が必要です。
肥料のパッケージに記載されている指示に従い、適切な量と頻度で使用しましょう。
日当たりと換気
トイレは、日当たりが悪い場合が多いですが、観葉植物の生育には、ある程度の日光が必要です。もし、トイレに窓がない場合は、定期的に日光浴をさせてあげましょう。週に数回、数時間程度、日当たりの良い場所に移動させるだけでも効果があります。
また、換気も重要です。トイレは、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所です。換気扇を回したり、窓を開けたりして、こまめに換気を行いましょう。換気をすることで、病害虫の予防にもなります。
空気が乾燥している場合は、葉水を与えることで湿度を補うことができます。
病害虫対策
トイレは、湿度が高く、風通しが悪いため、病害虫が発生しやすい環境です。特に、カイガラムシやハダニなどが発生しやすいので、注意が必要です。
病害虫の発生を防ぐためには、日頃から観葉植物をよく観察し、早期発見・早期対処を心がけましょう。もし、病害虫を発見した場合は、すぐに適切な薬剤を使用したり、被害を受けた部分を取り除いたりするなどの対策が必要です。
日頃から、葉水をすることで病害虫の予防効果を高められます。
【まとめ】トイレに観葉植物を置いて運気アップ!
風水では、トイレは家の中で最も悪い気が溜まりやすい場所とされていますが、観葉植物を置くことで、その悪い気を浄化し、運気をアップさせることができます。トイレに観葉植物を置くことは、手軽にできる運気アップ術としておすすめです。
サンスベリアやポトス、アイビーなど、トイレの環境に適した観葉植物を選び、適切な場所に置くことで、さらに効果を高めることができます。窓際や棚の上、床など、トイレのスペースに合わせて、置き場所を工夫してみましょう。
ただし、トイレは日当たりや風通しが悪く、湿度が高い場合が多いため、観葉植物の生育には注意が必要です。水やりは控えめにし、定期的に日光浴や換気を行うなど、適切なお手入れを心がけましょう。
観葉植物をトイレに置くことは、運気アップだけでなく、空間を明るくし、リラックス効果ももたらしてくれます。ぜひ、お気に入りの観葉植物を見つけて、トイレを快適で運気の良い空間にしてください。
この記事で紹介した内容を参考にトイレの環境を整え、観葉植物を置くことで、より良い運気を呼び込みましょう。