玄関に観葉植物を置くメリットとは？風水的効果も解説
玄関は「気の入り口」！風水における玄関の重要性
風水において、玄関は「気の入り口」とされ、家全体の運気を左右する非常に重要な場所と考えられています。良い気も悪い気も、すべて玄関を通って家の中に入ってくるとされているため、玄関の環境を整えることは、開運の第一歩と言えるでしょう。
玄関が汚れていたり、暗かったり、物が散らかっていたりすると、良い気が入ってきにくくなり、悪い気が溜まりやすくなってしまいます。逆に、玄関が明るく清潔で、良い香りが漂っていると、良い気が自然と引き寄せられ、家全体の運気が上がると言われています。
玄関は、住んでいる人だけでなく、来客にとっても家の第一印象を決める場所です。玄関の雰囲気が良ければ、家全体の印象も良くなり、人間関係にも良い影響を与えると考えられています。
観葉植物がもたらす風水的効果
玄関に観葉植物を置くことは、風水的に様々な良い効果をもたらすとされています。
良い気を呼び込む
生き生きとした観葉植物は、良い「気」を生み出し、空間のエネルギーを活性化させると言われています。玄関に置くことで、外から良い気を呼び込み、家全体に良い運気を広げる効果が期待できます。
特に、葉が上向きに伸びる植物や、丸い葉を持つ植物は、良い気を呼び込む力が強いとされています。
悪い気を浄化・遮断
観葉植物には、空気中の有害物質を吸収し、空気をきれいにする効果があることが科学的にも証明されています。風水では、この空気清浄効果が、悪い気を浄化し、家の中に入ってくるのを防ぐ効果があると考えられています。
特に、葉が尖った植物や、トゲのある植物は、邪気を払い、悪い気を遮断する効果が強いとされています。
金運・仕事運アップ
観葉植物の種類によっては、金運や仕事運を高める効果があると言われています。例えば、パキラは「発財樹」とも呼ばれ、金運アップの観葉植物として人気です。また、ユッカは「青年の木」とも呼ばれ、仕事運や成長運を高めると言われています。
これらの観葉植物を玄関に置くことで、金運や仕事運アップの効果が期待できます。
風水以外にも！観葉植物のメリット
観葉植物を玄関に置くことは、風水的な効果だけでなく、様々なメリットがあります。
まず、インテリアとして、玄関を明るくおしゃれな空間にしてくれます。
殺風景になりがちな玄関に緑があるだけで、雰囲気が大きく変わります。
また、観葉植物の緑色は、目に優しく、リラックス効果があります。帰宅した際に、緑が目に入ることで、心が安らぎ、疲れを癒してくれるでしょう。
来客にとっても、観葉植物は好印象を与えます。
さらに、前述の通り空気清浄効果により、玄関の空気をきれいに保つことが期待できます。
玄関におすすめの観葉植物5選
玄関におすすめの観葉植物5選は以下の通りです。
なお、今ではそれぞれの観葉植物そっくりのフェイクグリーン（造花）も販売されています。
「病気や枯れないかどうかが心配」「手入れをする時間がない」という方には、こちらもおすすめです。
あわせてチェックしてみてくださいね。
サンスベリア（サンセベリア）
サンスベリアは、空気清浄効果が高いことで知られる観葉植物です。NASAの研究でも、その効果が認められており、有害物質を吸収し、空気をきれいにしてくれることが分かっています。玄関の空気を清浄に保ちたい方におすすめです。
また、サンスベリアは、「虎の尾」とも呼ばれ、その鋭い葉が邪気を払い、魔除けの効果があるとされています。風水的にも、玄関に置くのに最適な植物と言えるでしょう。
さらに、サンスベリアは、乾燥に強く、耐陰性もあるため、育てやすいのが特徴です。日当たりの悪い玄関でも、元気に育ってくれます。水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから与えるようにしましょう。
モンステラ
モンステラは、大きな葉に切れ込みや穴が入った、個性的な姿が人気の観葉植物です。エキゾチックな雰囲気があり、玄関のインテリアとしても存在感を放ちます。
モンステラは、風水では、金運アップや良い運気を呼び込む効果があるとされています。また、ハワイ語で「湧き出る水」という意味を持ち、その名の通り、良い気をどんどん引き寄せてくれると言われています。
モンステラは、耐陰性があるため、日当たりの悪い玄関でも育てることができます。ただし、日光不足になると葉の切れ込みが少なくなることがあるため、時々明るい場所に移動させて日光浴をさせてあげると良いでしょう。高温多湿を好むため、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、葉水もこまめに行いましょう。
パキラ
パキラは、「発財樹」とも呼ばれ、金運アップの観葉植物として非常に有名です。その名前は、貧しい村人がパキラを育てて売ったところ、お金持ちになったという言い伝えに由来します。
パキラは、手を広げたような5枚の葉が特徴的で、この葉がお金を引き寄せると言われています。また、丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめの観葉植物です。
風水では、特に仕事運や商売運を高める効果があるとされています。
日当たりの良い場所を好みますが、耐陰性もあるため、明るい日陰でも育てることができます。
乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済むため、育てやすい植物です。
ポトス
ポトスは、丈夫で育てやすく、初心者にも人気の観葉植物です。つる性の植物で、ハンギングにしたり、棚の上に飾ったりと、様々な楽しみ方ができます。
ポトスは、耐陰性があり、日当たりの悪い玄関でも育てることができます。また、空気清浄効果も高く、玄関の空気をきれいにしてくれます。
風水では、ポトスの丸い葉が、金運アップに効果があると言われています。また、ポトスは、生命力が強く、どんどん伸びることから、発展や成長の象徴ともされています。
水切れに強く、乾燥気味に育てた方が元気に育ちます。土の表面が乾いてから、さらに数日待って水やりをするようにしましょう。
ユッカ（青年の木）
ユッカは、「青年の木」とも呼ばれ、力強く上に伸びる姿が特徴的な観葉植物です。その成長力と生命力から、仕事運や成長運を高めると言われています。
ユッカは、乾燥に強く、日当たりの良い場所を好みます。耐陰性もある程度ありますが、できるだけ明るい場所に置いた方が元気に育ちます。
シャープな葉は、悪い気を払い、良い気を呼び込む効果があるとも言われています。
玄関に観葉植物を置く際の注意点
日当たりと温度
玄関は、家の中でも日当たりや温度の条件が悪い場所になりがちです。特に、マンションの玄関や、北向きの玄関は、日当たりが悪く、冬場は寒くなることがあります。
そのため、玄関に観葉植物を置く場合は、耐陰性があり、寒さに強い植物を選ぶことが大切です。
もし、日当たりが悪い場合は、定期的に日光浴をさせてあげたり、植物育成ライトを使用したりするなどの工夫が必要です。
また、玄関のドアの開閉によって、急激な温度変化が起こることがあります。
植物に直接冷気や暖気が当たらないように、置き場所には注意しましょう。
サイズとスペース
大きすぎる観葉植物はNG?
玄関は、リビングなどに比べてスペースが限られている場合が多いため、大きすぎる観葉植物を置くと、圧迫感を与えたり、動線の妨げになったりすることがあります。
特に、背の高い観葉植物や、横に広がる観葉植物は、注意が必要です。
動線を妨げないサイズ選び
玄関に観葉植物を置く際は、人の出入りの邪魔にならないように、サイズと配置を考慮することが大切です。
玄関の広さや間取りに合わせて、適切なサイズの観葉植物を選びましょう。
目安としては、玄関の幅の1/3以下のサイズ、人の肩より低い高さのものがおすすめです。
水やりの頻度
玄関は、日当たりや風通しが悪いため、土が乾きにくい傾向があります。そのため、水のやりすぎには注意が必要です。土の表面が乾いてから、さらに数日待って水やりをするくらいがちょうど良いでしょう。
特に、冬場は、植物の生育が鈍るため、水やりは控えめにします。
水やりの際は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにしましょう。
観葉植物の種類によって、適切な水やりの頻度は異なります。乾燥を好む植物もあれば、多湿を好む植物もあります。それぞれの植物の特性に合わせて、水やりを調整しましょう。
枯れた葉の処理
観葉植物の枯れた葉は、見た目が悪いだけでなく、風水的にも良くありません。枯れた葉は、「陰の気」を発し、運気を下げると言われています。
枯れた葉を見つけたら、こまめに取り除くようにしましょう。
また、葉が黄色くなったり、茶色くなったりしている場合も、早めに対処することが大切です。
原因を調べて、適切な処置を施しましょう。
葉だけでなく、花が終わった後の花がらもこまめに摘み取りましょう。
【風水】玄関に合わない観葉植物の種類
トゲのある植物
風水では、トゲのある植物は、「邪気を払う」効果がある一方で、「良い気も遠ざけてしまう」と考えられています。
そのため、玄関に置くのは避けた方が良いとされています。
例えば、サボテンやアロエなどは、トゲがあるため、玄関には向きません。
どうしてもトゲのある植物を置きたい場合は、玄関の外に置くようにしましょう。
ツルが下向きに伸びる植物
ツルが下向きに伸びる植物は、「陰の気」が強いとされ、運気を下げると言われています。
そのため、玄関には、ツルが上向きに伸びる植物や、上にまっすぐ伸びる植物を選ぶようにしましょう。
例えば、ポトスはつる性の植物ですが、品種によっては上向きに育つものもあるため、そういった品種を選ぶと良いでしょう。
【場所別】玄関での観葉植物の飾り方
玄関の外
玄関の外に観葉植物を置く場合は、家の顔としての役割を意識しましょう。
シンボルツリーになるような、存在感のある観葉植物を選ぶのがおすすめです。
例えば、ユッカやドラセナなど、背が高く、スタイリッシュな観葉植物は、玄関の外観を格上げしてくれます。
また、左右対称に2つの観葉植物を置くと、風水的にもバランスが良く、良い気を呼び込む効果が高まると言われています。
ただし、大きすぎる観葉植物は、玄関の出入りの邪魔になるため、注意が必要です。
玄関の外は、雨風や直射日光にさらされるため、環境に強い植物を選びましょう。
玄関のたたき
玄関のたたき（靴を脱ぐ場所）に観葉植物を置く場合は、邪魔にならないように、コンパクトなサイズのものがおすすめです。
床に直接置く場合は、鉢カバーなどを使用すると、おしゃれな雰囲気を演出できます。
たたきは、外からの汚れが入りやすい場所なので、こまめに掃除をするようにしましょう。
また、水やりの際は、水がこぼれないように注意が必要です。
たたきに十分なスペースがない場合は、スツールや小さな台の上に飾るのもおすすめです。
下駄箱の上
下駄箱の上に観葉植物を置くと、空間に彩りを添えることができます。
下駄箱の上は、目線に近い高さなので、小さめの観葉植物でも存在感があります。
ポトスやアイビーなど、つる性の植物を垂らすように飾るのもおしゃれです。
下駄箱の上は、比較的安定した場所ですが、地震などで落下しないように、注意が必要です。
重すぎる鉢は避け、軽い素材の鉢を選ぶようにしましょう。
また、水やりの際は、水がこぼれて下駄箱を傷めないように、注意が必要です。
下駄箱の素材によっては、水濡れに弱い場合があるので、受け皿などを活用しましょう。
ニッチ
玄関にニッチ（壁のくぼみ）がある場合は、観葉植物を飾るのに最適なスペースです。
ニッチに観葉植物を飾ることで、空間に奥行きが生まれ、おしゃれな雰囲気を演出できます。
ニッチのサイズに合わせて、小型の観葉植物を選びましょう。
複数の観葉植物を組み合わせて飾るのもおすすめです。
間接照明などを設置してライトアップすると、さらに雰囲気のある空間になります。
ニッチは、風通しが悪く、湿気がこもりやすい場合があるので、注意が必要です。
【まとめ】玄関にぴったりの観葉植物で、運気アップ＆おしゃれな空間に！
玄関は、家の顔であり、運気の入り口でもある重要な場所です。そんな玄関に観葉植物を置くことは、風水的にも、インテリア的にも、多くのメリットがあります。
サンスベリア、モンステラ、パキラ、ポトス、ユッカなど、玄関におすすめの観葉植物はたくさんあります。それぞれの植物の特徴や、風水的な効果を参考に、あなたの家にぴったりの観葉植物を選んでみてください。
玄関に観葉植物を置く際は、日当たりや温度、サイズ、水やりなどに注意が必要です。また、風水では、トゲのある植物や、ツルが下向きに伸びる植物は、玄関には避けた方が良いとされています。
玄関の外、たたき、下駄箱の上、ニッチなど、玄関の様々な場所に観葉植物を飾ることができます。それぞれの場所に適した飾り方を工夫して、おしゃれな空間を演出しましょう。
観葉植物を上手に取り入れて、玄関を運気アップ＆おしゃれな空間に変身させましょう。
この記事が、あなたの観葉植物選びの参考になれば幸いです。
