バラの花言葉とは?本数や色による意味の違いも解説【黒いバラは怖い?】

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バラの花言葉とは?黒いバラは怖い?本数や色による意味の違いも解説

もくじ

バラの花言葉:基本情報と歴史

バラ

バラ全般の花言葉:「愛」「美」

バラ全体を象徴する花言葉は「愛」と「美」です。これは、バラが古くから愛と美の象徴として、多くの人々に親しまれてきたことに由来します。
時代や文化を超えて、バラは愛の告白、プロポーズ、結婚式など、特別な場面で贈られてきました。
その美しい姿と芳醇な香りは、人々の心を魅了し、愛と美を表現するのに最もふさわしい花とされています。

花言葉の起源:ギリシャ・ローマ神話との関連

バラの花言葉の起源は、ギリシャ・ローマ神話にまで遡ることができます。
美と愛の女神アフロディーテ(ローマ神話ではヴィーナス)は、バラと深い関わりがあるとされています。
アフロディーテが海から誕生した際に、大地が彼女を祝福してバラの花を咲かせたという伝説や、
アフロディーテの恋人アドニスが流した血から赤いバラが咲いたという物語など、バラにまつわる神話は数多く存在します。
これらの神話が、バラに「愛」と「美」という花言葉が与えられた理由の一つと考えられています。

西洋におけるバラの花言葉とその意味

西洋では、バラは愛の告白や感謝の気持ちを伝えるために、古くから用いられてきました。
中世ヨーロッパの騎士道物語や宮廷文化において、バラは愛の象徴として重要な役割を果たしました。
騎士たちは、愛する女性にバラを贈り、忠誠と愛情を誓ったとされています。
また、バラの色や本数によって、異なるメッセージを伝える習慣も生まれました。
例えば、赤いバラは情熱的な愛を、白いバラは純潔や尊敬を、黄色いバラは友情や嫉妬を意味するなど、
バラは単なる美しい花としてだけでなく、コミュニケーションツールとしても活用されてきたのです。

日本におけるバラの花言葉の変遷

日本にバラが伝来したのは、奈良時代から平安時代にかけてとされていますが、
当時は主に薬用や観賞用として栽培されていました。
バラが花言葉を持つようになったのは、明治時代以降、西洋文化の影響を受けてからです。
当初は、西洋の花言葉がそのまま日本に導入されましたが、
時代とともに日本独自の解釈や文化が加わり、花言葉の意味合いも変化してきました。
例えば、白いバラは「純潔」だけでなく、「私はあなたにふさわしい」という、奥ゆかしい愛情表現としても用いられるようになりました。

バラの種類(系統)とそれぞれの特徴

バラには非常に多くの種類(系統)が存在し、それぞれに異なる特徴があります。
大きく分けると、原種に近いオールドローズ、現代のバラの主流であるモダンローズ、
そしてその中間に位置するイングリッシュローズなどがあります。
オールドローズは、豊かな香りと優雅な花形が特徴で、歴史的な品種が多く含まれます。
モダンローズは、四季咲き性や大輪の花が特徴で、豊富な色と形があります。
イングリッシュローズは、オールドローズの香りとモダンローズの四季咲き性を兼ね備えた、比較的新しい系統です。
バラを選ぶ際には、これらの系統の特徴を考慮に入れると、より相手に合ったバラを見つけやすくなります。

代表的な系統の例を下記に示します。

  • ハイブリッド・ティー(HT):大輪で剣弁高芯咲きが特徴。モダンローズの代表格
  • フロリバンダ(FL):中輪で房咲きになるのが特徴。花付きが良い
  • クライミング(CL):つる性で、フェンスやアーチに誘引できる
  • オールドローズ:19世紀以前からある品種の総称。香りが良いものが多い
  • イングリッシュローズ:オールドローズとモダンローズの交配種。香り高く四季咲き性

色で異なるバラの花言葉:詳細解説

バラ

赤いバラ:「愛情」「情熱」「美」

赤いバラは、最も情熱的な愛の象徴として知られています。「愛情」「情熱」「美」といった花言葉を持ち、恋人への贈り物として定番です。燃えるような赤色は、真実の愛や深い尊敬の念を表現するのにふさわしいとされています。プロポーズや結婚記念日など、特別な日に赤いバラを贈ることで、相手への熱い想いを伝えることができるでしょう。ただし、赤いバラは非常に強いメッセージ性を持つため、贈る相手やシチュエーションには注意が必要です。

白いバラ:「純潔」「尊敬」「私はあなたにふさわしい」

白いバラは、「純潔」「尊敬」「私はあなたにふさわしい」という花言葉を持っています。清楚で புனிதなイメージがあり、結婚式で花嫁が持つブーケによく用いられます。また、尊敬する人や目上の人への贈り物としても適しています。白いバラは、相手への敬意や純粋な気持ちを伝えることができる、上品で洗練された印象の花です。新しい始まりや出発を祝う場面にもふさわしいでしょう。

ピンクのバラ:「上品」「しとやか」「感謝」

ピンクのバラは、「上品」「しとやか」「感謝」といった花言葉を持ち、幅広いシーンで贈ることができる万能なバラです。優しい色合いは、女性らしさや可愛らしさを表現するのにぴったりです。友人や家族、恋人など、大切な人への感謝の気持ちを伝えるのに適しています。また、ピンクのバラには、濃淡によってさまざまなニュアンスがあります。淡いピンクは優しさや穏やかさを、濃いピンクは情熱や感謝の気持ちをより強く表現します。

黄色いバラ:「友情」「平和」「嫉妬」

黄色いバラは、「友情」「平和」といったポジティブな花言葉を持つ一方で、「嫉妬」というネガティブな意味も持つため、注意が必要です。かつては、黄色いバラは別れや薄れる愛を意味するとも言われていましたが、現代では、友人への贈り物や、明るく元気なイメージを表現する際に用いられることが多くなっています。ただし、恋人やパートナーに贈る場合は、誤解を避けるために、メッセージカードなどで真意を伝えると良いでしょう。

オレンジのバラ:「絆」「信頼」「情熱」

オレンジのバラは、「絆」「信頼」「情熱」という花言葉を持っています。赤と黄色の中間色であるオレンジは、情熱と友情を兼ね備えた、温かい愛情を表現するのにふさわしい色です。友人や家族、仕事仲間など、信頼関係を大切にしたい相手に贈るのに適しています。また、オレンジのバラは、明るく元気な印象を与えるため、お祝いの場面にもよく用いられます。

青いバラ:「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」

青いバラは、自然界には存在しない色であるため、長い間「不可能」の象徴とされてきました。しかし、近年の品種改良によって、青い色素を持つバラが誕生し、「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」という花言葉が与えられました。青いバラは、夢を追いかける人や、困難を乗り越えた人への贈り物として、特別な意味を持つでしょう。また、その希少性から、特別な存在の人への贈り物としても選ばれます。

黒いバラ:「永遠の愛」「決して滅びることのない愛」(怖い意味も解説)

黒いバラは、実際には黒に近い濃い赤紫色をしています。「永遠の愛」「決して滅びることのない愛」という、非常に強い愛情を表現する花言葉を持つ一方で、「憎しみ」「恨み」といった怖い意味も持ち合わせています。そのため、黒いバラを贈る際には、細心の注意が必要です。一般的には、ポジティブな意味合いで贈られることは少なく、ゴシックな世界観を表現する際や、特別な演出をしたい場合に用いられます。ただし、相手が黒いバラの意味を理解し、好んでいる場合は、深い愛情を伝える贈り物として喜ばれるでしょう。

色ごとの注意点:誤解を避けるために

バラを贈る際は、色ごとの花言葉を理解し、相手に誤解を与えないように注意することが大切です。特に、黄色いバラや黒いバラは、ネガティブな意味合いを持つこともあるため、注意が必要です。メッセージカードを添えたり、口頭で説明したりすることで、真意を伝えるようにしましょう。また、相手の好みや文化背景も考慮して、色を選ぶことが大切です。バラの色は、単なる見た目の美しさだけでなく、メッセージを伝えるための重要な要素なのです。

本数で変わるバラの花言葉:意味と選び方

バラの花束

1本のバラ:「一目惚れ」「あなたしかいない」

1本のバラは、「一目惚れ」「あなたしかいない」という、ロマンチックな意味を持っています。初めて会った瞬間に恋に落ちた、という情熱的な想いを伝えるのにぴったりです。また、「あなただけを大切に思っています」という、一途な愛情を表現することもできます。シンプルながらも強いメッセージを伝えられるのが、1本のバラの魅力です。

3本のバラ:「愛しています」「告白」

3本のバラは、「愛しています」「告白」という、ストレートな愛情表現を意味します。好きな人に気持ちを伝える際に、3本のバラを贈るのは、とてもロマンチックな方法です。「I love you」の3つの言葉にちなんで、3本のバラが選ばれるようになったとも言われています。告白の成功を願うなら、3本のバラがおすすめです。

12本のバラ(ダーズンローズ):「私の妻になってください」

12本のバラ、いわゆるダーズンローズは、「私の妻になってください」という、プロポーズの意味を持っています。12本のバラには、それぞれ「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」「希望」「愛情」「情熱」「真実」「尊敬」「栄光」「努力」「永遠」という意味が込められており、これら全てをあなたに誓います、というメッセージが込められています。プロポーズの際に、ダーズンローズを贈ることで、より一層真剣な想いを伝えることができるでしょう。

40本のバラ:「真実の愛」

40本のバラは、「真実の愛」を意味します。40という数字は、西洋では「試練」や「忍耐」を象徴する数字とされています。そのため、40本のバラは、困難を乗り越えて育んだ、真実の愛を表現するのにふさわしいとされています。長い年月を共に過ごしたパートナーへの贈り物や、揺るぎない愛情を伝えたい時に選ばれることが多いです。

50本のバラ:「永遠」「偶然の出会い」

50本のバラは、「永遠」や「偶然の出会い」という意味を持っています。50という数字は、区切りや節目を表す数字として用いられることがあります。そのため、50本のバラは、永遠の愛を誓うプロポーズや、運命的な出会いを祝福する贈り物として選ばれます。また、結婚50周年を金婚式と呼ぶことから、金婚式のお祝いに50本のバラを贈るのも素敵です。

99本のバラ:「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」

99本のバラは、「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」という、情熱的でロマンチックなメッセージを伝えます。99という数字は、「永久」という言葉を連想させるため、永遠の愛を誓うのにふさわしい本数とされています。プロポーズや結婚記念日など、特別な日に贈ることで、相手への深い愛情を表現できるでしょう。たくさんのバラに囲まれる、忘れられないサプライズになるはずです。

108本のバラ:「結婚してください」

108本のバラは、「結婚してください」という、明確なプロポーズの意味を持っています。108という数字は、人間の煩悩の数と同じであり、「永遠(とわ)」と読むこともできるため、結婚の申し出にふさわしいとされています。108本のバラは、人生で一度きりのプロポーズを、最高にロマンチックに演出してくれるでしょう。溢れんばかりのバラに囲まれて、忘れられない瞬間になるはずです。

999本のバラ:「何度生まれ変わってもあなたを愛す」

999本のバラは、「何度生まれ変わってもあなたを愛す」という、究極の愛を表現する花言葉です。現実的には、なかなか贈る機会のない本数ですが、それだけに、特別な意味が込められています。一生に一度のプロポーズや、最愛の人との記念日に、999本のバラを贈ることができたら、この上ない感動と喜びを分かち合えるでしょう。

本数を選ぶ際のポイント:シチュエーションと相手に合わせる

バラの本数を選ぶ際には、伝えたいメッセージだけでなく、贈るシチュエーションや相手の好みを考慮することが大切です。
例えば、プロポーズには108本や99本、告白には3本、感謝の気持ちを伝えるにはピンクのバラを数本、といったように、
場面や相手に合わせて、最適な本数と色を選ぶようにしましょう。
また、バラの本数だけでなく、花束の大きさやラッピング、メッセージカードなども、贈り物全体の印象を左右する重要な要素です。
相手に喜んでもらえるように、心を込めて選びましょう。

バラを贈る:シーン別のマナーと注意点

バラ

プロポーズ:定番は赤いバラ?本数は?

プロポーズにバラを贈るなら、やはり定番は赤いバラです。「愛情」「情熱」という花言葉を持つ赤いバラは、あなたの真剣な想いを伝えるのに最適です。本数については、108本(結婚してください)、99本(永遠の愛)、12本(ダーズンローズ)などがプロポーズによく選ばれます。もちろん、1本のバラ(一目惚れ)や3本のバラ(愛しています)でも、気持ちは十分に伝わります。大切なのは、あなたの想いを込めて贈ることです。バラの花束と一緒に、指輪やメッセージカードを用意するのもおすすめです。

誕生日:相手の好きな色や本数で

誕生日にバラを贈る場合は、相手の好きな色や、誕生月の数字に合わせた本数を選ぶと喜ばれるでしょう。例えば、ピンクが好きならピンクのバラ、5月生まれなら5本のバラ、といった具合です。もちろん、花言葉を参考にして選ぶのも良いでしょう。赤いバラ(愛情)やオレンジのバラ(絆)、ピンクのバラ(感謝)などがおすすめです。花束だけでなく、アレンジメントやプリザーブドフラワーなど、バラを使ったギフトも人気があります。

結婚記念日:年数に合わせた本数や色を

結婚記念日には、年数に合わせた本数のバラを贈るのがロマンチックです。1年目は1本のバラ、10年目は10本のバラ、というように、年数を重ねるごとに本数を増やしていくのも素敵です。また、結婚記念日の名前にちなんだ色のバラを贈るのもおしゃれです。例えば、銀婚式(25年目)には白いバラ、金婚式(50年目)には黄色いバラや、50本のバラを贈るのも良いでしょう。バラの花束とともに、ディナーや旅行などのプレゼントを用意するのもおすすめです。

お見舞い:避けるべき色や本数は?

お見舞いにバラを贈る場合は、いくつかの注意点があります。まず、避けるべき色として、黄色いバラ(嫉妬)や黒いバラ(憎しみ)は、ネガティブな意味合いがあるため、避けた方が無難です。また、香りが強い品種や、花粉が多い品種も、患者さんの負担になる可能性があるため、避けるようにしましょう。本数については、4本(死)や9本(苦)など、縁起の悪い数字は避けるのが一般的です。お見舞いには、白やピンク、オレンジなど、優しい色合いのバラを、数本程度贈るのが良いでしょう。花瓶の用意が不要な、アレンジメントもおすすめです。

送別会・退職祝い:感謝を込めて

送別会や退職祝いにバラを贈る場合は、感謝の気持ちを込めて、ピンクのバラ(感謝)やオレンジのバラ(絆)、黄色いバラ(友情)などを選ぶと良いでしょう。
また、その方のイメージに合わせた色のバラを選ぶのも素敵です。
本数に決まりはありませんが、花束にする場合は、ある程度のボリュームがあった方が見栄えがします。
メッセージカードを添えて、これまでの感謝の気持ちや、今後の活躍を祈る言葉を伝えましょう。

バラと一緒に贈りたい:おすすめのプレゼント

バラの花束だけでも十分に素敵ですが、さらにプレゼントを添えることで、より一層気持ちが伝わるでしょう。
相手の好みに合わせて、以下のようなプレゼントを検討してみてはいかがでしょうか。

  • ジュエリー:ネックレス、指輪、イヤリングなど
  • 香水:バラの香りの香水もおすすめ
  • お菓子:チョコレート、クッキー、ケーキなど
  • ワイン:バラのラベルのワインや、ロゼワイン
  • 雑貨:バラモチーフの小物、キャンドル、バスグッズなど

これらのプレゼントとバラを組み合わせることで、より特別な贈り物になるでしょう。

まとめ:バラの花言葉を理解して、想いを伝えよう

バラ
バラは、その美しさと香りで、古くから人々を魅了してきた「花の女王」です。バラには、「愛」や「美」といった花言葉があり、色や本数によって、さらに細かく多様な意味が込められています。
赤いバラは「愛情」、白いバラは「純潔」、ピンクのバラは「感謝」、黄色いバラは「友情」、オレンジのバラは「絆」、青いバラは「奇跡」、そして黒いバラは「永遠の愛」など、贈る相手やシーンに合わせて、最適なバラを選ぶことができます。

プロポーズには赤いバラ、誕生日には相手の好きな色のバラ、結婚記念日には年数に合わせた本数のバラ、お見舞いには優しい色合いのバラ、送別会や退職祝いには感謝を込めたバラなど、バラはさまざまな場面で活躍します。
ただし、黄色いバラや黒いバラにはネガティブな意味合いもあるため、贈る際には注意が必要です。

バラの花言葉を理解し、相手への想いを込めて贈ることで、言葉だけでは伝えきれない気持ちを伝えることができるでしょう。
この記事が、あなたのバラ選びの参考になり、大切な人との絆を深めるお手伝いができれば幸いです。
バラの花言葉を通じて、あなたの想いが届きますように。

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