誕生花とは？
誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花のことです。
1年366日（2月29日も含む）それぞれに特定の誕生花が割り当てられていて、その日に生まれた人を象徴する花とされています。
誕生花の由来は諸説ありますが、古代ギリシャ・ローマ時代に、神々が特定の日や月、そして花と結びついているという考え方があったことが起源の一つとされています。
その考え方が時を経て、それぞれの日に特定の花を結びつける習慣へと発展していきました。
また、花言葉はそれぞれの花が持つ特徴やイメージから連想される言葉がつけられています。
例えば、赤いバラは「愛情」や「情熱」、白いユリは「純潔」や「無垢」といった具合です。
誕生花を贈ることは、その花が持つ花言葉を通じて、相手にメッセージを伝えるという意味合いも持ちます。
注意点として、誕生花は国や地域、また解釈によって異なる場合があります。
例えば、同じ1月1日でも、ある国ではスノードロップが誕生花とされている一方、別の国では別の花が誕生花とされていることがあります。
これは、それぞれの国や地域の文化、気候、花の生育状況などが異なるためです。
誕生花を贈る習慣は、誕生日のお祝いをより特別なものにする素敵な方法です。
花束やアレンジメントとして贈るだけでなく、誕生花をモチーフにしたアクセサリーや雑貨などをプレゼントするのも人気があります。
誕生花を贈る際には、相手の好みや伝えたいメッセージに合わせて、ぴったりの花を選ぶことが大切です。
また、花言葉だけでなくその花の持つ背景やストーリーを知ることで、より深く、意味のある贈り物になることでしょう。
5月19日の誕生花は？
5月19日の誕生花は、サツキ、フレンチラベンダー、シャクヤクなどです。
5月19日の誕生花：サツキ
サツキ（皐月）は、ツツジ科ツツジ属の常緑低木で、日本原産の植物です。ツツジの一種ですが、開花時期が5月下旬から6月頃（旧暦の5月）であることから、サツキと呼ばれています。
サツキの花言葉は、「節制」「節約」「幸福」などです。「節制」や「節約」は、サツキが乾燥に強く、丈夫で育てやすいことに由来すると言われています。「幸福」は、その美しい花姿から連想されたのでしょう。
サツキは、庭木や盆栽として人気があります。様々な品種があり、花の色や形、大きさも多種多様です。
5月19日の誕生花：フレンチラベンダー
フレンチラベンダーは、シソ科ラバンデュラ属の植物で、地中海沿岸原産です。ラベンダーの中でも、花穂の先端にウサギの耳のような苞葉（ほうよう）があるのが特徴で、「ストエカスラベンダー」とも呼ばれます。
フレンチラベンダーの花言葉は、「私に答えてください」「沈黙」「期待」などです。「私に答えてください」は、フレンチラベンダーの独特な花の形が、何かを問いかけているように見えることからつけられたのかもしれません。「沈黙」は、ラベンダーの香りにリラックス効果があることに由来すると言われています。「期待」は、その香りが持つ様々な効能への期待感を表しているのでしょう。
フレンチラベンダーは、花壇や鉢植え、ハーブガーデンなどで楽しむことができます。乾燥させた花は、ポプリやサシェなどにも利用されます。
5月19日の誕生花：シャクヤク
シャクヤクは、ボタン科ボタン属の多年草で、中国原産の植物です。5月14日の誕生花としても紹介しましたが、5月19日の誕生花とされることもあります。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるように、美しい女性の姿を形容する花としても知られています。
シャクヤクの花言葉は、「恥じらい」「謙遜」「慎ましさ」などです。これらの花言葉は、シャクヤクの優雅で控えめな美しさに由来すると言われています。また、シャクヤクは夕方になると花を閉じる性質があることから、「恥じらい」という花言葉がつけられたという説もあります。
シャクヤクは、豪華で美しい花を咲かせることから、古くから観賞用として栽培されてきました。花の色は、ピンク、白、赤、紫など様々で、品種によって花の形や大きさも異なります。切り花としても人気があり、生け花やフラワーアレンジメントによく用いられます。
まとめ
5月19日の誕生花は、サツキ、フレンチラベンダー、シャクヤクなど、それぞれ異なる魅力を持つ花々です。サツキは丈夫で育てやすく、フレンチラベンダーは独特な花の形と香りを持ち、シャクヤクは豪華で美しい花姿が特徴です。これらの花言葉を添えて、大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。誕生花は、誕生日のお祝いをより特別なものにしてくれるでしょう。
